にこにこ日記

元保育士が母になりました。保育士時代の思い出や日々の生活について、自由きままに書いてみたいと思います。

【毒親】エピソード1

わたしは多分毒親育ち。

思い返すと褒められた記憶がない。

あったのかもしれないけど

思い出せないくらい

ダメな子として育てられました。

日々の生活で強く覚えていることは

まだ固定電話しかない時代
リビングで電話をしてました。
相手は友達。
大好きな漫画やイラストの話をしていたと思います。

すぐそばで聞いていた父
まだわたしが会話中にもかかわらず

「おい」
「やめろ」
「漫画とかやめろ」
「もう電話きれ」

と低くて怖い声で言い続けるのです。
わたしは電話中。
怯えつつ
相手に悟られないように楽しく会話をします。
でももう会話が頭にはいってきません。
早く、相手を不快な思いをさせず
普通に会話を終わらせて電話を早く切るか
そればかりが頭をぐるぐる。

相手がしゃべり続けると
「まだか!」と
父がキレるのではないかと
びくびく。

やっと終わって
電話を切り
何か父に言われたと思います。

漫画なんてくだらない
そんな会話をするな

とか
そんなことだったと思います。

電話中に言いますか?
相手がいるんだよ?
父が許さないから切るね
といって切れる?

子どもだからどうにでもなると思ってる?
所詮子どもとはいえ、
子どもには子どもなりの人間関係があるんだよ?
危ない話ならまだわかるけど
漫画とかイラストとか趣味の話だよ
不快ならせめて話し終わってから言わない?

というか自分の好き嫌いで
子どもの行動感情友達関係
制限しないで!!


この出来事はほんの一例ですが
思い返せばこんなことばっかりだったのだと思います。

両親の顔色を
伺ってばかりでした。
嬉しい
楽しい
悲しい
どんな時でも顔色をうかがってました。


「自分の感情を出した時の父の気持ちは?」

とても気になっていました。
テレビを見て笑っているときでもそうでした。
父の顔をちらっと見るんです。

わたしが笑ったら
「こんなくだらないことで笑うな」
とか言われるのでは?

という不安感と同時に

父がもし一緒に笑っていたら

「自分が面白いと思っていることは正しかった、認められた」

という気持ちになっていました。
ほっとしたような、気持ち。

(この気持ちについては大人になって自分を分析したときに気づきました)


わたしは友達が親にいろんなことを話していることを知り
驚きました。


わたしは隠し事ばかりでした。
何で怒られるか
笑われるか
呆れられるか
わからないから。

自分のすることは基本否定されるから。

好きなこと
嫌いなことなど

わたしのことは
表面的にしか
うちの両親はしらない。

今でも
ある程度は感情だせるけど
本音で話したりはとてもじゃないけどできません!

(離れて暮らしてからは、関係は悪くはないですが)